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イペリットは担子菌培養液中で速やかにチオジグリコールに分解された。チオジグリコールはさらに分解され、エチレングリコールを経由して、最終的に完全に無機化された。有害物質の蓄積は確認されなかった。 |
ルイサイトは容易に加水分解を受け、2-クロロビニル亜ヒ酸に変換される。そこで、このモデル化合物として、ブチル亜ヒ酸を合成し、担子菌による分解を試みている。 ピクリン酸のモデル化合物である 4-ニトロフェノールの担子菌による分解を試みたところ、完全に無機化されることが判明した。現在、ピクリン酸の分解を行っている。
本研究の一部は九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクトとして行われた。 |
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