九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクトについて
目 的

 九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト(P&P)は、九州大学として、一定の期間研究費等の重点配分を行い、本学の教育と研究の一層の発展を図ることを目的とするものです。プログラム・プロジェクトは、次の4つに類型化されます。

Aタイプ(年間1〜2課題採択)
我が国の中核的な学術研究拠点として発展する可能性のある優れた研究を、九州大学におけるCOE研究として支援します。(ここでいうCOE研究とは、次のようないずれかの研究を指すとともに、科学研究費等におけるCOE研究に発展する可能性をもつものまたは学内共同の研究センター等の設立の展望を有するものです。)

1. 世界レベルの卓越した研究に発展する可能性をもつ研究
2. 九州大学においてこれから必要とされる先端的研究

Bタイプ(年間5〜6課題採択)
大学が「個性化」を求められるなかにあって、九州大学独自の戦略課題を推進する一  環として、次のような分野の研究及び研究ネットワークの構築を全学的に支援します。

B-1:アジア総合研究
九州大学の学際的研究の柱として「アジア総合研究」を位置付けてアジアの、居住・文化、政治・経済、エネルギー・環境、IT・ハイテク、生物資源生産、医療・衛生、芸術工学などの研究を全学的に推進。
B-2:人文科学・社会科学及び基礎科学
全国的に科学技術への重点的資金配分が強まる傾向にあり、学術文化を総合的に振興するという九州大学の基本的姿勢を明示する立場から、人文・社会及び基礎科学の研究を重点的に支援。
B-3:九州大学学術研究都市づくり関連研究   
学術研究都市づくりに関わる研究を推進。

Cタイプ(年間3〜4課題採択)
大学教育の在り方が社会的に厳しく問われているなかにあって、九州大学における教育改革を推進するために、独創的な教育プログラムの実施、大学入試や大学教育方法の改善への取組み、及び大学教育に関する研究などのうち、次に掲げるいずれかの課題について全学的に支援します。

1: 新キャンパス体制の下の魅力ある教育プログラムの開発
2: 中期目標・中期計画に沿った大学入試及び教育の改革プログ
  ラムの推進
3: 国際的・社会的ニーズに応える人材育成プログラム

Dタイプ(年間1〜2課題採択)
若手研究者の育成と交流を促進するため、若手研究者のみで構成される研究組織によ  る新科学領域の創成に関わる文理融合型の研究を全学的に支援します。(ここでいう  若手研究者とは、申請時に満37歳以下の学内研究者です。)

  研究戦略委員会