P&Pとは

  P&P(九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト)とは、九州大学として、一定の期間研究費等の重点配分を行い、本学の教育と研究の一層の発展を図ることを目的とするものです。プログラム・プロジェクトは、次の13種類に類型化されます。

Aタイプ:「九州大学のCOE研究」
 我が国の中核的な学術研究拠点として発展する可能性を有する優れた研究を、九州大学におけるCOE研究として支援します。なお、ここでいうCOE研究とは、次のようないずれかの研究を指すとともに、科学研究費等におけるCOE研究に発展する可能性をもつもの、又は、学内共同の研究センター等の設立の展望を有するものとします。
1. 世界レベルの卓越した研究に発展する可能性をもつ研究
2. 九州大学においてこれから必要とされる先端的研究

 

Bタイプ:九州大学のアジア総合研究

 九州大学の学際的研究の柱として「アジア総合研究」を位置づけ、全学的に推進します。

 

Cタイプ:教育研究システム改革プログラム支援

 本学の教育研究システムの改革に資する先導的なモデルプログラム・プロジェクトの支援を行い、その成果を学内へフィードバックすることにより、学内全体の教育研究システムの改革を支援します。
1. 地域との連携による教育研究システム
2. 産学連携による教育研究システム
3. 国際連携による教育研究システム
4. 学内機器の共同利用等の推進による教育研究システム
5. 異分野融合による教育研究システムの開発など

 

Dタイプ:萌芽的若手研究

 若手研究者による独創的な発想や意外性のある着想に基づく芽生え期の研究を支援します。※(注1)
D-2タイプ:若手スタートアップ
 九州大学に採用されたばかりの若手研究者に対し、研究活動のスタートアップのための研究費支援を行い、若手研究者の活動を活性化させます。※(注1)
D-3タイプ:ポスドク研究奨励費
   九州大学のポストドクター(以下「ポスドク」という)が行う研究に対して、研究生活の初期において、自由な発想のもとに、主体的に研究活動が行える機会を与え、将来を担う研究者を育成・支援します。※(注1)

 

E-1タイプ:人文・社会科学におけるプロジェクト型研究のスタートアップ支援

   人文・社会科学分野において、プロジェクト型研究を計画・推進する際に必要な、実現可能性についての調査・研究を全学的に支援します。
E-2タイプ:人文・社会科学及び基礎科学
   学術文化を総合的に振興するという九州大学の基幹大学としての基本的姿勢を明示する立場から、人文・社会科学及び基礎科学の研究を重点的に支援します。
E-3タイプ:特定プロジェクト型研究
   人文・社会科学を中心とした学際的・学融合的課題設定型プロジェクト研究や自然科学を含む分野(部局)横断型の研究プロジェクトを推進することにより、次世代を担う新学術領域の創成を目指すプロジェクト研究を支援します。

 

Fタイプ:大型科研費種目リトライサポート

   科学研究費補助金の大型種目(特別推進研究、新学術領域研究、基盤研究(S)、また人文・社会科学系にあっては基盤研究(A))(以下「大型科研費種目」という。)に係る研究について、募集年度ヒアリング審査にて不採択となった課題に限定し(基盤研究(A)を除く)、次年度に必ず再申請することを条件に、大型科研費種目へのチャレンジを促進するための支援を行います。

 

Gタイプ:九州大学の研究成果の情報発信支援

 

G-1

タイプ

 学術的価値の高い研究内容または成果の社会への公開や国際発信のために開催する研究集会・シンポジウム等について助成を行います(1. 研究成果公開発表)。
 

G-2

タイプ

 主として人文・社会科学分野に対し、広く研究成果を社会に公開するために刊行する学術刊行物・図書等に対する助成を行います(2. 学術刊行物・図書等)。
特別枠:機動的プログラム・プロジェクト支援
   学内外の動向により生じた緊急かつ重要な課題及びパイロット的な課題に対し、研究担当理事が研究戦略委員会の意見を聴いた上で、機動的に支援を行います。
*(注1)ここでいう若手研究者とは、申請時に満39歳以下の者(D-3については概ね36才未満の者)とします。