ブドウ新品種 'BKシードレス' の高品質果実生産
のための栽培管理システムの構築 |
研究代表者:酒井かおり
(農学研究院) |
■研究の背景 |
九州大学で育成したブドウ新品種'BKシードレス'は,栽培に必要な労力が少ないことから生産者に優しく,さらに,既存の品種にはない新しい食味の種子なし果実を生産できることから,消費者に嬉しい品種といえます. |
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■果皮着色および食味を向上させる栽培技術 |
ブドウ果実の品質評価項目には,食味(甘み,酸味,渋味等)や形態(果皮色,果粒の大きさ等)等があります.ブドウ果皮の着色には,果実成熟期の適度な気温の低下が必要であるため,温暖化等の影響による着色不良が懸念されています.
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■果皮色および冷蔵保存が 'BKシードレス' 果実の食味に与える影響 |
味覚センサーによる分析により,果皮が黒紫色の果実は赤紫色の果実よりも酸味が少なく,濃厚な味であること,1週間冷蔵することにより酸味は減少し,濃厚さが増すことが明らかになりました. |
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'BKシードレス'の実用化に向けて,九州大学の研究者,ブドウ生産者および流通・加工業者等からなる'BKシードレス'栽培利用研究会を2010年に設立しました.2011年からは'BKシードレス'栽培利用研究会に参加しているブドウ生産者の協力のもと,福岡県を中心に第1次現地試験栽培を開始しました.
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研究課題:ブドウ新品種'BKシードレス'の高品質果実生産のための栽培管理システムの構築
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