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 6億年〜5000万年前、ゴンドワナ大陸に面していたテチス海には、いろんな生き物がすんでいました。テチス海にたまっていたテチス堆積物と呼ばれる地層には、その証拠となる化石がたくさん含まれています。

約1億年前の復元断面図

テチス堆積物に含まれていた化石
三畳紀のアンモナイトの壁(南チベット、色龍)


ジュラ紀後期のアンモナイト(直径70cm)とベレムナイト

黄鉄鉱におきかわったジュラ紀後期のアンモナイト(ネパール、ムクチナート)

ペルム紀の腕足貝の化石(エベレストの北25km)


三畳紀の二枚貝と巻貝の化石(ネパール,タコーラ地方)

温暖なテチス海に生息していたジュラ紀のサンゴの化石(ネパール、タコーラ地方)


3.5〜3億年前。ゴンドワナ大陸の中心には氷床がありました。その後大陸が分裂!
レッサーヒマラヤに残されたゴンドワナの氷河性堆積物。
動き始めたインド亜大陸は、そのまま北に移動して、アジア大陸にぶつかってしまいました。

パネル作成:酒井 治孝*・藤井理恵*・桑原義博
九州大学大学院比較社会文化研究院環境変動部門
*:現所属 京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻 地質学鉱物学教室


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