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 厚さ1万メートル以上のテチス堆積物は、どんどん高くなってエベレストの頂上となりました。高くなりすぎたため、1800万年前頃から自分の重みで北の方に滑り出し、まるでテーブルクロスが落ちるように滑り落ちました。一方、テチス堆積物の下にあった変成帯は、どんどん押し出され、1400万年前には地表に顔を出し、インド亜大陸上に120km以上(博多から八代と同じ距離)も押しかぶさりました。

パネル作成:酒井 治孝*・藤井理恵*・桑原義博
九州大学大学院比較社会文化研究院環境変動部門
*:現所属 京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻 地質学鉱物学教室


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