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 インドモンスーンが直接吹きつける、ヒマラヤ南麓のカトマンズ。ここは昔、湖の底でした。失われた湖の堆積物には、過去250万年のインドモンスーンの変化と、ヒマラヤの最近の上昇の歴史が記録されています。
 九州大学の研究グループでは、2000年秋以来、これまでに合計800mのボーリングを行いました。そのコアに含まれる花粉や珪藻化石の分析や、有機・無機化学分析、粘土や砂粒の分析などを通して、過去100万年間のインドモンスーンと堆積環境の変化を復元することを目指しています。

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パネル作成:酒井 治孝*・藤井理恵*・桑原義博
九州大学大学院比較社会文化研究院環境変動部門
*:現所属 京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻 地質学鉱物学教室


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