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 わたしたちのまわりには、いろいろな外来生物がいます。福岡市周辺のたんぼでふつうに見られるスクミリンゴガイは、もともとは南米の川にすんでいた貝です。1981年ころ、食用や鑑賞用に養殖を始めたものが逃げ出しました。田植えのすぐ後の若い稲の苗が食べられるためにお百姓さんは困っています。
 外国の動物や植物は、人が意識的にもち込むほか、輸入品にまぎれこんできたり、台風や昆虫、渡り鳥に運ばれる例が知られています。

糸島郡志摩町2006年
スクミリンゴガイ
卵のかたまり
スクミリンゴガイに苗が食べられ、
稲が一部なくなった たんぼ
水路いっぱいにふえたスクミリンゴガイ

パネル作成:松隈明彦 九州大学総合研究博物館

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