ヨットは下の絵のような操縦によって、風が吹いてくる方向(風上)に向かって進むことができます。その秘密はヨットの帆に働く力にあります。

 翼のまわりを空気の流れが通りすぎるとき、流れの遅い方から速い方へ向かって力が働きます。この力のことを「揚力」とよびます。
 帆に働くこの揚力がヨットを押し進める力となって、風上に向かって進むことがでるのです。
 「揚力」は飛行機が空を飛んだり、水中翼船が水上に浮かび上がったりするときにも重要な働きをしています。


パネル作成者:古川 芳孝(九州大学大学院工学研究院 海洋システム工学部門)

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