船は、大きくすればするほど運べる荷物の重量に対して必要な燃料の量が少なくなり、効率良く荷物を運べるようになります。したがって、大きな船を造って荷物を大量に運ぶことは、省エネルギーにたいへん効果的です。

 1953年に建造された載貨重量トン4万7000トンの大型タンカー「ティナ・オナシス」の建造後、競って大型タンカーが建造されるようになりました。

 1973年の第1次オイルショック以後、大型タンカーの必要性があまりなくなったので、最近は30万トン以上のULCCと呼ばれる大きなタンカーは造られていません。現在では、20〜30万トンのVLCCと呼ばれるサイズのタンカーが多く造られています。

船のなまえ
載貨重量トン
建造年
ユニバース・アポロ
10万3000トン
1959
日章丸
13万2334トン
1962
出光丸
20万 930トン
1966
ユニバース・アイルランド
33万1801トン
1968
グロブティック・トウキョウ
48万3664トン
1973
日精丸
48万4337トン
1975
バチラス
55万    1トン
1976

パネル作成者:古川 芳孝(九州大学大学院工学研究院 海洋システム工学部門)

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