九州大学の鉱物標本

 鉱物標本は教員や学生が収集し研究したものが多くありますが、一部は教育研究用に購入された標本です。これらの標本は各部局の教室あるいは研究室単位で管理保存されています。標本調査が進んでいないコレクションも多く、正確ではありませんが標本点数は約50000点と推定されています。
 主なものとして理学研究院地球惑星科学教室(旧理学部地質学教室)、工学研究院地球資源システム工学教室(旧工学部採鉱学教室)、比較社会文化研究院(旧教養部地学教室)の標本があります。
 理学部自然科学資料室(写真1)と工学部列品室(旧採鉱学科冶金学科学科列品室,写真2)の鉱物標本は5月の九州大学開学記念日に一般に公開しています。有名な標本としては理学部の高標本、吉村標本、岡本標本、工学部列品室の明治から昭和初期の鉱物標本があります。
 教育研究用に購入したものには工学部のクランツ標本、理学部の岩本鉱産物商会標本、旧教養部の岩本鉱産物商会標本や島津製作所標本部標本があります。旧教養部購入標本の一部は旧制の久留米高等工業学校の標本も含みます。

理学部自然科学資料室 工学部列品室

画像をクリックすると詳細な図がご覧いただけます。

フレームが表示されていない場合はこちら