1.ブドウはどうやって生まれたの?

ブドウ科はジュラ紀に熱帯で出現し、その中の3種類の先祖が交雑・進化してブドウが誕生したと考えられています。

ブドウは白亜紀には北極海のまわりの温帯森林に分布していました。その後、ブドウは大陸移動によってユーラシア大陸と北アメリカ大陸そしてグリーンランドやアイスランドなどの島々に分断されました。

また、第三紀(6500万年前)に入ると地球全体が次第に寒くなってきたので、ブドウの分布は南下しました。そしてブドウは大氷河期が終わった約1万年前にはアメリカ南部、東アジア東南部およびカスピ海沿岸の一部にだけに生き残りました。

この3地域に生き残ったブドウをそれぞれアメリカブドウ、アジアブドウ、ヨーロッパブドウと呼びます。


2.どんなブドウがあるの?

ヨーロッパブドウが一番おいしいのですが、雨や病気に弱いので、日本では強いアメリカブドウと交配した雑種が作られています。写真はインドで作られているヨーロッパブドウです。



3.どんな品種があるの?

アメリカブドウにはコンコードやナイアガラなど、ヨーロッパ種にはマスカットやロザキなど、雑種ブドウでは巨峰やデラウエアなどがあります。
 
アジアブドウでは野生のヤマブドウが一部で利用されるだけです。


4.収穫されたブドウはどのように利用されるの?






パネル作成者: 若菜 章(農学研究院植物資源科学部門)