造山運動はいつ、どこで起こったのか?
When and where the orogenic events took place ?

この問題は過去の造山運動の "化石" である変成岩を調べることによって明らかにされます。

変成岩とは、地表付近でできた岩石が造山運動によって変形し、高温高圧で安定な鉱物の集合体になった岩石です。



変成岩の露頭写真

硬い岩石が高温高圧条件下で飴のように曲がっています。

●主要な実験器具・分析装置●
走査型電子顕微鏡

固体試料表面に電子線を照射して発生した特性X線を検出し試料を構成する元素とその量を調べます。

ICP発光分光分析装置

励起した原子が基底状態に戻るときに発する光の波長と強度から試料に含まれる元素の種類と量を調べます。
偏光顕微鏡

岩石を構成する鉱物の光学的特徴を観察し、鉱物種の同定を行います。
蛍光X線分析装置

試料にX線を照射して特性X線を発生させ試料を構成する元素とその量を調べます。

表面電離型質量分析装置

放射性起源の娘元素についてその同位体比を調べます。岩石・鉱物の年代測定に使用されます。

パネル作成者: 宮本知治、池田剛、柳 哮(理学研究院地球惑星科学部門)

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