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総合学術博物館の建物は現在建設計画途中ですので,理学部自然史標本館を共用した博物館ミニ展示,および他の会場での企画展示を行っています。 博物館ミニ展示とは、新しく建設される建物で展示予定の標本類を試験的に理学部自然指標本館展示室で公開するものです。 ・現在の博物館ミニ展示は・・・ 「北上産地のアンモナイト類化石」(2003年7月〜) 北上山地から産出した主要なアンモナイト類化石を,会期中に入れ替えながら,ほぼすべてを網羅し展示しています。
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総合学術博物館の建物については現在建設計画途中ですので,理学部自然史標本館を共用して展示を行っています. |
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東北大学は,開学以来90年以上の歴史の中で,研究に用いられ,あるいは教育のために収集された資料標本は下記のように総数242万点に達しています。さらに日本金属学会所蔵の標本資料類が寄贈されるなど、どんどん資料が増えています。 |
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動物関係標本 162,563点
岩石・鉱物・鉱床関係標本 273,891点 植物関係標本 501,350点 歴史・民族・考古学関係資料 356,519点 古生物関係標本 1,130,213点 科学技術史関係資料 2,233点 合 計 2,426,769点 |
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これらの中には次のような世界的に著名な資料・標本・機械類が含まれています。チベット関係資料は第一回企画展で公開されました。 チベット関係造形資料コレクション(文学部所蔵):19世紀より20世紀初頭にかけて,仏典の原型を求めてチベットを旅行した僧侶,河口慧海によるチベット関係コレクション.
エディアカラ動物群化石(理学部所蔵):地球生命の進化を解き明かす上で重要な,約7億年前の化石群. PINダイオード(電気通信研究所所蔵):1950年に東北大学の西澤潤一により発明された,現在の電子産業において不可欠な画期的電子素子. 八木・宇田アンテナ(電気通信研究所所蔵):1925年に東北大学の八木秀次・宇田新太郎により考案された現在のアンテナのもととなったアンテナ. 現世六射サンゴ類コレクション(理学部所蔵):1930〜40年代に採取された西大西洋及び日本近海のサンゴの世界的コレクション. |
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総合学術博物館の専任教員は大学教員として、れぞれの専門分野での協力教員として大学のカリキュラムを担当すると共に,博物館活動として,公開講演会,公開講座,地域体験活動などの社会教育を行っています。 公開講演会 おもに東北大学に所属する研究者が,一般市民を対象に現在の研究の最先端について紹介しています。これまでの講演会は,「骨から探る日本人のルーツ」(百々幸雄 東北大学医学系研究科 教授),「岩宿以後50年−東北大学の旧石器研究−」(芹沢長介 東北福祉大学美術工芸館長),「エジプトのピラミッドと化石−ピラミッドの石はどこから来たのか」(森敬 東北大学総合学術博物館 教授),「迫り来る宮城沖地震」(大竹政和 東北大学理学研究科教授),「サンゴ礁における多種共存のからくり−棲み場所をめぐる生物たちの関わり−」(西平守孝 東北大学理学研究院教授),「鉱物の魅力」(秋月瑞彦 東北大学名誉教授)でした。 |
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公開講座 一般市民を対象とした連続講座で、例年1〜3月の土曜日ごとに5日開き,おもに東北大学の5名の研究者が,共通するテーマに沿って,各自の研究内容を分かり易く説明しています。これまでの共通テーマは,平成12年度と13年度が「自然史探訪」,平成14年度は「かたちの探訪」,平成15年度は「チベット探訪」でした。 地域体験活動 大学周辺地域の子供たちを対象として,大学にある器械や標本資料を利用し,2日間の日程で,様々なことにチャレンジしたり,大学の研究者と一緒に野外調査に出かけたりする活動で,2001年から今年まで5回の活動を行っています。 このほか、大学博物館の活用方法地域体験活動風景や「市民に開かれた大学博物館」の実現方法を、市民の方々会・勉強会を行っています。
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