目 的

 九州大学教育研究プログラム・研究拠点形成プロジェクト(P&P)は、九州大学における大学改革を推進するため、本学独自の研究助成制度として平成9年に創設されました。一定の期間(2〜3年間)、研究費等(総額約2億円)の重点配分をおこない、本学の教育と研究の一層の発展をはかることを目的としています。

基本的性格

 P&Pは以下の3つに類型化されています。

Aタイプ
21世紀に向けて我が国の学術研究の新たな展開を図るため、特定の研究分野における中核的な研究拠点として発展する可能性を有する優れた研究

(1) 世界レベルの卓越した研究に発展する可能性をもつ萌芽的研究
(2) 地域性を含めて九州大学として特徴ある研究
(3) 九州大学で活発に行われている国内で卓越した研究

Bタイプ
21世紀において、大学間競争が激化し、それぞれの大学が「個性化」を求められるなかにあって、九州大学独自の戦略的な分野の研究

B−1:アジア総合研究
九州大学の学際的研究の柱として「アジア総合研究」を位置付けた、アジアの居住・文化、政治・経済、エネルギー・環境、生物資源生産、医療・衛生などの研究
B−2:人文科学・社会科学およびこれを除く基礎科学
全国的に科学技術への重点的資金配分が強まる傾向にあり、学術文化を総合的に振興するという九州大学の基本的姿勢を明示する立場から 、人文・社会およびこれを除く基礎科学の研究
B−3:九州大学学術研究都市づくり関連研究
統合移転および学術研究都市づくりに関わる研究

Cタイプ
大学教育のあり方が社会的に厳しく問われているなかにあって、九州大学における教育改革を推進するために、独創的な教育プログラムの実施、大学入試や大学教育方法の改善への取組み、および大学教育に関する研究

P&Pを申請できるのは、九州大学(医療技術短期大学部を含む)の専任教員、外国人教師のグループです。


P&P専門委員会