当館が所在する「箱崎」エリアは、九州大学のキャンパス移転跡地の再開発に伴い、急速に変容しています。当館では2021年度から、”市民と博物館が共に創り協力して学ぶ”という「地域共創協学」モデルに基づき、まちとミュージアムのあり方について模索してきました。 |
アーカイブ とは:文書、データ、写真、映像などの記録を、後で参照できるようにすることを前提として、体系的に保存すること指します。通常、長期保存が必要な重要な記録や歴史的価値のあるものが対象となり、物理的な形式やデジタル形式で保存されます。個人や組織、公共機関などで、過去の出来事や情報を保管し、後世に伝えるために利用されます。また、アーカイブはウェブサイトやデジタルメディアの過去のコンテンツ保存にも使用されます。 |
デジタルアーカイブ とは:アーカイブをデジタル形式で行うことを指します。歴史的・文化的に重要な資料や、個人・組織のデータを後世に残すために、保存性や検索性を高める技術が用いられます。デジタル・アーカイブは物理的な劣化を防ぐだけでなく、広範なアクセスを可能にし、教育や研究にも役立ちます。法改正により、博物館がその主要な役割を担うことが期待されています。 |
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これまで箱崎の公民館や有志団体が個別に収集・保存してきた記録や記憶を中心にアーカイブ化し、オンラインで公開します。まちの記憶が残る写真や印刷物、モノや風景、樹木、語りなど様々なものをデジタルデータ化して、必要な情報を付け加えながら、誰もが自由に使えるデジタルアーカイブを目指します。 |
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ウェブサイト「HAKOZAKI BASE」 本事業では、データ化した情報を発信するサイトを立ち上げます。 主な構成は、地域資源のデジタルアーカイブ「HAKOZAKI ARCHIVE」、地域の口伝やデジタルアーカイブを利用した地域情報掲載サイト「HAKOZAKI MAGAZINE」、そしてネット上に散在する地域の文化資源情報を集めた「HAKOZAKI PORTAL」を予定しています。 |
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WEB上に仮想の展示室を作ります。 |
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今回は「バーチャリオン」という、web上に展示室を作って公開する仕組み(アプリケーション)を用います。その他にも「ジャパンサーチ」という誰でもキュレーションができる仕組みを活用します。 | |
「バーチャリオン」 リンク:https://virtualion.co.jp/ |
「ジャパンサーチ 」 リンク:https://jpsearch.go.jp/ |
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イベントやデジタルアーカイブを活用した市民独自のアウトプットを目指します。そのために、オンラインシンポジウムやテキストブックを通じて、デジタルアーカイブの利活用に親しんでもらえる機会を創出します。昨年に引き続き「まちの学芸員」も募集しています。デジタルアーカイブの作成や活用、リアル催事をとおした活動など、ぜひご参加ください。 |
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「まちの学芸員」とは九州大学総合研究博物館と共に、事業プロジェクトを進めるボランティア・メンバーです。「まちの学芸員」は催事などの企画・運営側として参加者をサポートします。資格や技術は不要です。お子様からご高齢の方まで、どなたでも「まちの学芸員」にご登録いただけます。 https://forms.office.com/r/xqgU2Vuw5x |
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・令和5年度 ![]() ・令和3~4年度 ![]()
・文化庁 Innovate MUSEUM事業のホームページはこちら |